皆さん、こんにちは!
VANTECHがリチウムバッテリーであるILiSを発表してから2年以上がたち、ILiSユーザーさんもかなり増えてきたと思います。
とっても便利なILiSなんですが、その反面使い方がちょっと複雑になり、覚えなければいけないことも多くなってしまいます。
今回はそんなILiSのお使い方を徹底的にご紹介していこうと思います!
※2025年12月時点でのご使用方法の為、今後のアップデートで異なる部分が発生する可能性があります。
ILiSはスマートフォンからも操作が行えるのですが、今回は車両に設置されているタッチパネルを使用してのご案内です。
左側に大きく表示されている【システム】、右側は上下に【入力】と【出力】の枠が表示されていてそれぞれ色々と数字が表示されていますね。
まずは左側に大きく表示されている【システム】の枠に注目してみましょう。

【システム】の枠にはバッテリーの残量が数字とメーターで表示され、それに合わせた残り時間が表示されています。
現在の出力を入力が上回っている時は満充電になるまので残り充電時間が表示され、逆に出力が上回っているときはバッテリーが0%になるまでの残り時間が表示されます。
あくまでその瞬間の残り時間ですので、その後の状況(ソーラーパネルの発電具合や電気の使用状況)によって変動していくのでご注意が必要です。
【システム】の枠に何が表示されているのかを確認した所で、枠の右上にある赤丸で囲った【>】に触ってみましょう

画面が切り替わり、【システム】の詳細画面に移動しました。
ホーム画面と同様に残量と残り時間が表示されています。
また2025年モデルの車両からはバッテリーが3つになっていますので、2kWhのものが3つ搭載されているのがわかりますね!
更にバッテリー個別の電圧や温度も表示されています。
リチウムバッテリーは低温に弱いという特性があるのですが、低温時にバッテリー残量が十分にある場合、電力を消費してバッテリーを温めるウォームアップ機能も備えています。
現時点の気温では活用出来ず表記もかわらない為、ウォームアップについての詳しいご案内は別の機会にしたいと思います!
そして右上にはスライダーのようなマークがあるのですが、ここから更に設定画面に移ることが出来ますので触ってみましょう!

【システム】の設定で変更出来る項目は【充電レベル】と【放電レベル】の2つだけ!
それぞれ赤丸印のある【>】のマークから設定を行うことが出来ます。
【充電レベル】というのは何%まで充電を行うかという設定項目です。
50%〜100%まで設定が可能で、設定をした数値に達すると充電を一的にストップし、設定数値を少し下回ると充電を再開する仕組みになっています。
【放電レベル】はその逆に、何%まで電気を使うかどうかという設定項目です。
0%〜30%まで設定可能で、設定した数値に達すると全ての出力がOFFになります。
※出力がOFFになった後、ソーラーパネル等による充電で設定数値を上回ったとしても自動的に出力はONに戻らない為、手動でONに戻す必要があります。
設定数値の変更は赤丸印の%が表示されている緑の部分を左右にスワイプすることで調整が可能です。
充放電の設定を活用することで、最近のスマートフォンでもあるような満充電にもせず、放電もしきらないというバッテリーに優しい設定が出来るわけですね!
設定数値の画面から一つ前の画面に戻るときは画面右上の【✕】をさわれば画面が切り替わります。
【システム】画面のご紹介はここまでにして次のご説明に移りましょう。
詳細画面からホーム画面に戻るには、画面左上の赤丸で印をつけている【<】マークを触ることで、一つ前の画面に戻ることが出来るので、一番最初に表示されていた【システム】【入力】【出力】の3つが出ている画面に戻ることが出来ます。
ホーム画面に戻ってきた所で続いては右上の【入力】の枠に注目してみましょう。

【入力】の枠は現在ILiSへ充電を行っている電気の合計と、走行充電やソーラーパネル等がどの充電方法でどれだけ充電しているかが個別で表示されています。
枠内の黒い線の下にどの入力が個別にどれだけ充電しているかが表示されています。

赤枠で囲っている箇所、左から【走行充電】【ソーラーパネル(最大2種類の合計)】【発電機(VANTECHの車両では使用していません)】【外部充電】の表示です。
【システム】と同じように【入力】枠内右上にある赤丸で囲った【>】から【入力】の詳細画面に移ることが出来ます。
早速【入力】の【>】マークを触ってみましょう!
今度は【入力】の詳細画面になりました。
先ほどはアイコンだけでしたが、詳細画面では右側にILiSのバッテリーへ充電する充電する為の、4系統の入力ポートそれぞれのどの入力なのかという表示と入力数値、そしてON/OFFボタンが表示されていますね。
左側には4つの入力の合計数値が表示されています!
【オルタネーター】というのは車(カムロード)に搭載されている発電機のことで、つまり走行充電のことですね!
続いて【ソーラー】が2つ!
ILiS搭載車両はソーラーパネルの入力ポートが2つある為、最大2種類のソーラーパネルを設置が可能です。
今回ご説明に使用している車両はZiL520ですので、フレキシブルソーラーパネル480Wとソーラーパネル228Wがそれぞれ1つ目と2つ目の入力ポートに繋がっています。
個別に表示されていますので、どちらのソーラーパネルがどれだけ発電しているかがわかるんです!
ここを確認しながら車の位置や向きを変えることで効率よくソーラー充電を行うなんてことも可能ですね〜
【AC充電】というのは外部コンセントを使用する場合の入力ポートです。
それぞれのポートでの入力が同時に行えるというのがILiSの特徴でもあります!
つまり、走行中にもソーラーパネルの入力がそのままされるということです!
あまり活用する機会はありませんが、個別の入力を任意でOFFにすることも可能です。
ぞれぞれの入力をOFFにする際は各ポートの右上に表示されている白い◯(赤丸で囲ってある箇所)に触れればOKです。

白い◯が左にずれて黒くなればOFF、右にずれて青になっていればONとおぼえておきましょう!

AC充電ON
先程あまりOFFにする機会はないとお伝えしましたが、OFFにしなければならないタイミングがあるんです。
それはボイラーを使う時!
ZILシリーズは標準装備、CORDEシリーズはオプション設定のボイラーですが、エンジン冷却水との熱交換を利用した加温の他、AC100V電力を使用して加温の両方を備えています。
熱交換で加温をする際は気にしなくていいのですが、AC100V電力を使用する場合、2025年モデルまでのお車は”外部AC100Vを使用している場合のみ”動作する配線になっています。
2025年モデルまでのお車はボイラーとILiSのシステムが切り離されていますので、AC充電を使用しながらボイラーのスイッチを入れてしまうと、2つの大きな電気が流れてしまうので、ブレーカーが落ちたり、ケーブルが損傷してしまう可能性があります。
その為、AC100V電力を使用してボイラーを動作させる場合はILiSのシステム側に電気が流れないように【AC充電をOFF】にしておく必要があるんです!
その他にもILiSの設定によってはボイラー使用時に別途OFFにしなければ行けない項目がある場合もありますが、一旦ここでは割愛致して該当の設定項目ご案内時に改めてご説明します!
【システム】の画面と同様に【入力】画面の右上にスライダーマークがありますので、それをタップ!


設定項目はちょっと多めの6個!
一番下に表示されている【詳細設定】は画面を下にスワイプすると表示されます。
先程同様【>】のマークをタップする個別の設定画面に移ることが出来ますので一つずつ見ていきましょう。
【AC入力電流】/【AC充電電流】どちらかの【>】にふれるとまたまたスライダーが表示されます。

【AC入力電流】というのは外部コンセントを繋いで充電をする際に、ILiSへ取り込む電気の電流の数値です。
2A〜30Aまで設定が可能なのですが、外部コンセント充電ケーブルが15Aまでの太さのケーブルになっていますので16A以上の数値にしないようにご注意ください。
じゃあ、ずっと15Aのままでいいのかというとそうでもないんです。
キャンプ場やRVパークで充電を行う際、接続するコンセントのA数をご確認ください!
充電を行うコンセントがもしも10Aまでなのであれば、【AC入力電流】の設定数値を10A以下に変更してあげる必要があります。
15Aの設定のままですと15Aの電気を取り込もうとしてしまいますので、ブレーカーが落ちたりしてしまいますのでご注意が必要です。
また設定数値の他にも同じコンセント(ブレーカー)から他に電気を使っていないかどうかも注意しなければいけません。
外部コンセントで充電を行う際は、コンセントのA数と、他に電気を使用していないかどうかを確認して、それに合わせた数値にスライダーを動かしてあげてください。
そして【AC充電電流】ですが、これはILiSへ取り込んだ電気の内、何A分をバッテリーへ充電するかという設定数値です。
基本的に【AC入力電流】と同じ数値で問題ありませんが、バッテリー残量が減っている時等に急速に充電を行おうとすると、ファンの回転音等の充電音がある程度してしまいます。
もしその音が気になるようであれば、【AC充電電流】の数値を下げてゆっくりと充電を行うようにしてください。
スライダーが表示され、5A〜70Aの間で変更が可能になっています。
ここで設定出来るのはその名の通り、カムロードのオルタネーターからILiSへ充電をする際の最大A数です。
カムロードのオルタネーターは130Aとなかなかの大きさを誇っているのですが、その全てをILiSへ充電できるわけではありません。
ILiSはあくまでサブバッテリーですので、当然メインバッテリーにも充電を行わなければ車を動かせなくなってしまいます。
メインバッテリーに十分な電気を供給した上で、サブバッテリーであるILiSへ設定した数値まで充電を行ってくれます。
その為、初期設定数値は60Aになっていますが、70Aへ変更をしても問題はありません。
あくまで供給の上限設定ですので、そもそものオルタネーターの発電量が下がっている場合やメインバッテリーへの供給量が多い場合は設定した数値に達しないことも多いです。
特に猛暑の時期に長時間エンジンを始動させていると熱によって段々とオルタネーターが発電量が落ちてしまいます。
実際にエンジン始動直後は600W〜700Wの入力があると思いますが、少し走行をすると400W前後まで落ちてしまいますので、設定数値はあくまで最大で入力される数値と覚えておいてください。
【アイドル状態の車両の充電】はOFFにする必要はありませんので、ONのままご使用ください。
【スターターバッテリーの充電】はILiSには追加されていない機能ですのでOFFのままで大丈夫です。
そして【詳細設定】ですが、ここから先の設定項目は場合によってはメインバッテリー上がりに繋がってしまう可能性がある設定となっていますので、設定変更をされる場合は十分ご注意ください。

【詳細設定】の画面に行くと表示されるのは【オルタネーター最小電圧】と【オルタネーターケーブル長さ】の2つ。
【オルタネーターケーブル長さ】は設定を変更する必要はありませんので、触れずにそのままご使用をお願い致します。
【オルタネーター最小電圧】の【>】マークをタップすると…

【ポート1】/【ポート2】/【ポート3】と表示されます。
オルタネーターと繋がっているのは【ポート1】になりますので、その列の【13.0V】という表記にご注目ください。
これは一体どんな設定なのかといいますと、先程オルタネーターからの発電はメインバッテリーに供給した上で、サブバッテリーであるILiSへ供給されるとご説明しましたが、メインバッテリーの電圧をここで設定をした数値(初期設定で13.0V)に保ちつつ、余剰分をサブバッテリーへ充電するというものです。
つまり、13.0Vから少し下げてあげることで、より余剰分が生まれることになるので、【オルタネーター充電電流】の設定とは異なり、ILiSへの充電量を直接増やすことができるわけですね!
ただし!この変更を行うと当然メインバッテリーの電圧が低くなりますので、バッテリー上がり等が発生してしまう可能性が出てきます。
普段は設定を変更せず、13.0Vのままご使用頂き、どうしても必要な時に一時的に下げる程度でご使用ください。
数値を下げる際は12.5Vまでに留めて頂くようお願い致します。
非常に長くなってしまうので、今回はここまで!
今回ご紹介した内容ををまとめますと…
【基本操作編】
◯次の画面や詳細画面に行くときは【>】、前の画面に戻る時は【<】か【✕】に触れる!
◯なにかをON/OFF変更するときは【◯】に触って変更、◯が右側(青)ならON、左側ならOFF!
【注意点】
◯外部充電を行うときはコンセントのA数を要チェック!必要に応じて【AC入力電流】の数値を変更すること!
◯ボイラーを100V電力で使用する際はスイッチを入れる前に【AC充電】の入力をOFFに!(他にも設定が必要な場合あり)
◯【オルタネーター最小電圧】の設定を変更するのは緊急時等の一時的に!下げても12.5Vまで!
そして、ILiSのココがすごいポイントは…
◯ILiSはオルタネーターの充電とソーラーパネルの充電が同時に出来る!
ILiSの使い方大解剖Part2をお楽しみに!
※皆様へお願い※
神奈川店ではお客様のお問い合わせが増えているため、商談・車両確認等においては完全予約制にさせていただいております。
ご不便をおかけいたしますが、御用の際は必ず事前にお電話等でご予約いただきますようお願い申し上げます。
万が一ご予約なくご来店された場合はお待ちいただくこととなりますのでご了承ください。
※重要事項※
神奈川店にて修理のご希望のお客様は事前にご予約をお願いしております。
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたいます。





