ILiSの使い方大解剖!Part2

Part1に引き続き、ILiSの使い方をご案内していこうと思います!
Part1をまたご覧頂いていない方は、まずPart1からご覧ください。
2025年12月現在のバージョンでのご案内となりますのでご注意ください。

前回は【システム】と【入力】の画面についてのご説明まででしたので、【出力】画面のご案内からしていこうと思います!

まずは最初の画面に戻っていただいて…右下に表示されている【出力】の枠を見てみましょう。
ここで前回のおさらいですが、前の画面に戻るときは右上に表示されている【>】や【✕】でしたね?
画面が写真と違う方は、画面左上に表示されている【>】や右上に表示されている【✕】を触って、写真と同じ最初の画面に戻ってくださいね〜

ここでは現在使われている電気の総W数が表示されています。
またACとDCのそれぞれの出力のON/OFF操作が出来るボタンが表示されていますね。
ここでまたまた前回のおさらいですが、なにかのON/OFF切り替え操作を行うときは白い◯に触って、◯が右側(青)になっていればON、◯が左側にあるとOFFということでした。
写真の状態はACとDCがそれぞれONになっていて、合計で71W消費しているということですね。
エアコンや照明を使用中にボタンに触れてしまうとOFFになってしまうので使用中は触れないように注意が必要ですね。

この画面からはAC一括とDC一括のON/OFF操作しか行えず、照明だけや冷蔵庫だけを個別にON/OFF操作は【出力】の詳細画面から行うことが出来ます。
【出力】枠の右上に表示されている【>】に触れて詳細画面を見てみましょう。

【出力】の詳細画面に移りましたが、写真は更にAC側にフォーカスが当たっている状態です。
最後の使用状況によってはDC側にフォーカスが当たっている状態になっている可能性もあります。

一見似たような画面ですが、ちょこっとずつ違いがあるのがわかりますか?

写真赤枠の位置に注目してみてください。
AC側にフォーカスが当たっているときは左側のACが青くなっていますね。
逆にDC側になっているときは右側DCが青くなっています。

フォーカスが当たっていない側は白◯がグレーになってしまっていますが◯が”右側”にありますので、しっかりONになっている状態ですのでご安心ください。

AC側/DC側を切り替える際は【AC】と【DC】の文字部分を触ることで切り替えが可能です。
間違えてON/OFF切り替えの白◯に触れてしまうと出力をOFFにしてしまいますので注意が必要ですね。

まずはAC側を詳しく見てみましょう。

ON/OFFボタンの下側に、枠がいくつか表示されていますね。
右上から【ACコンセント】【AC01】【AC02】【AC03】【AC04】【エアコン】と表示されていて、更に下にスワイプすると残りが表示され、【AC100Vコンセント】の枠が確認できます。

全部で7つの枠があるのですが、【ACコンセント】【AC01〜04】までは現在のILiSのシステムでは使用していない部分になります。
使用しているのは【エアコン】と【AC100Vコンセント】の2つのみ!

【エアコン】はその名前の通り、エアコン専用に設けられているコンセントになりますので、エアコンの使用電力が一目でわかるようになっています。
夏場にエアコンの使用電力と残量を確認しながら温度を上げ下げしたりしながら使うことが出来てしまいますね。

【AC100Vコンセント】は”エアコン”以外の100Vコンセントが集約されています。
VANTECHのキャブコンはバンクベッドやテーブルの下、キッチン周辺、マルチルーム内など様々なところに2口コンセントや1口コンセントが標準で備わっています。(コンセントの箇所と数は車種により異なります。)
また電子レンジを取り付けしている車両のコンセントもここに繋がっているんです!
つまり【AC100Vコンセント】に表示されている数値は”エアコン”以外の100Vコンセントの合計電力ということです。
2つ以上のなにかを同時に使用しているとそれぞれでどれだけ電力を消費しているかはわかりませんが、電子レンジだけやテレビだけといったように1つだけを動作させている場合はどれだけ消費しているかを確認することが出来ますね。

さて、ILiSシステムの特徴の一つにAC出力3000Wというものがあり、エアコンを使用しながら電子レンジも使えてしまうということなのですが、1つ覚えておかなければいけないことがあります。

それは3000W出力というのは【エアコン】と【AC100Vコンセント】の2つの枠でそれぞれ最大1500Wずつ、”合計3000Wまで”出力することが可能という意味ということです。

【エアコン】のコンセントはエアコン専用になっていて1500Wを超えるということはないので心配いらないのですが、【AC100Vコンセント】は車内の全てのコンセントが集約されていますので注意が必要です。
電子レンジを使用しながら、ケトルでお湯を沸かそうとしてしまうと2つの合計が1500Wを上回ってしまう可能性がありますので、時間をずらして使用して頂くようにお願いします。
※ILiSのシステム上は1つの枠の最大出力は2000Wなのですが、2口コンセントの合計は1500Wになっていますので1500Wとご説明しています。

エアコンと電子レンジ、エアコンとケトル、エアコンとドライヤーの組み合わせは問題ないと思いますが、電子レンジとケトルや電子レンジとドライヤー等の場合は時間をずらすか消費Wをご確認頂いた上でご使用ください。
また、単体での使用であっても1500Wを超える消費するものはご使用を控えるようにお願いします。

エアコンやコンセント等を使用していないAC出力が0Wの状態であったとしても、AC出力がONのままですと待機電力を徐々に消費していってしまいます。
AC出力をつかなわいときは出力をOFFにしておくのをオススメ致します。
出力をOFFにする際はエアコンや各コンセントでの使用を全てやめた後、出力が0WになってからOFFにするように注意が必要です。

続いてはDC側はどうなっているのか見てみましょう。

【12/24V】のON/OFFボタンととなりに【48V】と表示されている枠がありますが、ILiSのDC出力は12Vですので、【48V】側は使用していません。
DCのON/OFFボタンと同様に【12/24V】のON/OFFボタンでも出力を一括操作することが可能です。

その下側にはAC出力側と同じようにいくつかの枠が表示されていますがDC出力側はそれぞれにON/OFFボタンがついていますね。

下にスワイプすることで残りも表示され計12個の枠が確認出来ます。
12個の内、ON/OFFボタンが付いているものが6個、ついてないものが6個となっています。
個別にON/OFFボタンがついているのは【冷蔵庫】【照明】【シガーソケット】【ポンプ電源】【OP】【強制冷却ファン】となっています。
【照明】と【シガーソケット】については車種により換気扇系やUSB充電ポート、水ポンプ電源が一緒に組み込まれているものもございます。
使わないものはOFFにしておくことで、必要のない電力消費を防ぐことが出来ますね。

残りの6個の内訳はこれもまた車種によって若干異なりますが、個別にON/OFF機能がついていないため、DC出力か12/24V出力のON/OFFで一括操作になります。

もちろん各種がONになっていたとしても、それぞれのスイッチ(照明や冷蔵庫)がOFFになっていれば使用出来ませんのでご注意ください。

蛇口を捻っても水が出ないぞ?と思ったら、水ポンプのスイッチとILiSの出力が両方ONになっているのを確認しなければ行けないということですね!

基本的に使わない部分に関しては出力をOFFで使う時だけONというお使い方で良いのですが、【強制冷却ファン】のみ常にONのままでご使用頂くことをオススメ致します。
ILiSのシステムはパソコンのようなものですので、電倉庫に熱が溜まってしまうとエラーを起こしてしまう可能性があります。
夏場は気温の高さに加えて、システムもフル稼働しますのでどうしても電倉庫内の温度が高くなりがちです。
【強制冷却ファン】というのは電倉庫内の熱を逃がす為の冷却ファンなんです。
涼しい時期はOFFにしていても良いのですが、暑い時期はONのままでご使用ください。
夏場も【強制冷却ファン】をOFFもしくはDC出力を全てOFFにしてご使用頂く場合、お車を使用する少し前に【強制冷却ファン】だけでもONにしてから本格的にエアコン等を使い始めて頂くようにお願い致します。

少し寄り道しますが、強制冷却ファンは電倉庫内を覗いてみると確認することが出来ます。

赤と青の数字が表示されている温度計があるのですが、赤が現在の電装庫内温度、青が強制冷却ファンが作動し始める温度になっています。

青で設定した温度を2.1℃上回るとファンが作動、設定温度を0.1℃下回るとファンが停止します。
赤で表示されている現在温度のすぐ右側にある【SET】のボタンを一度押すことで青の設定温度を変更することが可能です。
【SET】ボタンを一度押して、【SET】ボタンで上昇/【℃/°F】ボタンで下降、そのまま放置すると設定温度が変更されます。

電装庫内にはファン本体が2つ設置されていて、ここから電倉庫の熱を排気するようになっています。

夏場のエアコン使用時は足元から熱い風が出てきてしまいますので、サーキュレーター等を活用してうまく空気を混ぜてご使用頂くのをオススメ致します。
(ZiL Nobleは電倉庫が独立している為、サーキュレーター等を気にする必要はございませんが収納庫内の温度が高くなりがちな点にご注意ください。)

DC出力でもう1つ、FFヒーターを使う時/使った後に注意が必要です。
DC出力を一括でON/OFF出来るということは、FFヒーター使用中にもDC出力をOFFにできてしまうということなんですね。
FFヒーター使用中は本体が熱くなりますので、使用後は冷却する為のクーリング動作を行います。
使用中/使用直後にDC出力を停めてしまうと、本体が熱いままで止まってしまうため故障の原因となってしまう恐れがあります。
FFヒーター使用中や使用したあとしばらくはDC出力はOFFにしないようにご注意ください。

さて、続いては【出力】の設定画面を見てみましょう。

【入力】の時と同じように画面の右上にスライダーマークがありますので、ここを触ることで設定画面に移ることができます。

【AC】と【DC】どちらにフォーカスがあたっていても設定画面は同じです。
【出力】の設定項目は【AC給電モード】と【AC出力周波数】の2つしかありません。

それぞれの右端にある【>】に触れると更にそれぞれの詳細設定画面に移ることが出来ます。

【AC給電モード】の詳細設定に移ると、【商用電力が優先】/【バッテリーが優先】のどちらかを選べるようになっています。
赤丸で囲った中にある◯に触れるとそれぞれの切替が可能です。
これは外部コンセントを接続した際に、電気がどう流れるかを設定する項目になっています。
”商用電力”というのはつまり外部電源のことです!

【商用電力が優先】で設定している場合、外部コンセント接続時に【AC】出力を行うと、直接そちらに電気が流れるようになります。
対して【バッテリーが優先】に設定している場合は、一度ILiSのバッテリーへ充電を行い、そこから【AC】出力を行うようになります。

【商用電力が優先】 …外部電源→ILiS→AC出力
【バッテリーが優先】…外部電源→ILiS→バッテリー→ILiS→AC出力

どちらもACが使えるのは同じなのですが、バッテリーを経由すると少なからずロスが発生してしまいます。
そうすると電気が直接流れる【商用電力が優先】に設定をする方が良いように思えるのですが単純にそうではないのです。
直接電気が流れるということは、充電ケーブルに直接それだけの電気が流れるということです。
AC出力は100Vですので、使用W数を100Vで割ってあげれば流れるA数が算出出来ます。
ILiSは3000WまでのAC出力機能をもっていますので、仮に3000W出力をすると「3000W÷100V=30A」となり、30Aの電気が直接充電ケーブルを流れることになってしまいます。
さて、Part1の【入力】の時の注意事項を思い出してみましょう。
充電ケーブルは最大15Aまででしたね。
つまり【商用電力が優先】に設定した状態でエアコンや電子レンジ等を同時に多様してしまうと、全ての電気が外部コンセントからケーブルへ流れ、ケーブルの耐用Aを超えてしまう可能性があります。

そしてもう一つ、【商用電力が優先】設定時にエアコンや電子レンジ等を使用すると自動で直接電気が流れます。
【入力】の【AC充電】をOFFにしていても、エアコンや電子レンジ等のAC出力へ電気が流れるのは止めることができない為、その状態でボイラーを併用してしまうと、追加でボイラーの電気も流れてしまうため、これまたケーブルの耐用Aを超えてしまう可能性があります。

つまり【商用電力が優先】に設定している場合は、ボイラーを使いたい時に【AC充電】をOFFだけでなく、エアコン等のAC出力そのものも控えたほうが良いということになります。

対して、【バッテリーが優先】に設定している場合は、外部電源からの電力は一度全てILiSのバッテリーへ充電を行い、そこから出力していく形ですので、【入力】の設定項目【AC入力総電流】で設定したA以上の電気は流れません。
その為、エアコン、電子レンジ等のAC出力それぞれ個別に1500W以内に収まるように注意だけすればOKということです。
ボイラー併用時は【AC充電】をOFFにだけすれば外部電源からのILiSへ流れる電気を止めることが出来ますので、エアコンを使いながらボイラーを使用することが可能となります。

ただ、直接電気が流れたほうが効率が良いといえば良いため、使い方に応じて【AC給電モード】を切り替えるのが良いですね!
【AC給電モード】の設定を切り替える際は一度全てのAC出力がOFFになりますので、エアコンや電子レンジ、その他AC出力を使用している際は一度全てを停止してから設定を切り替えるようにしてください。

続いて【AC出力周波数】ですがこちらはシンプルです。

東日本と西日本で周波数が異なるため、それぞれの周波数にのみ対応した家電が存在します。
最近は大体のものがヘルツフリーの為、あまり気にしなくてもいいのですが、もしどちらかの周波数にのみ対応した家電をご使用される際はそれに合わせた周波数に設定をお願いします。
VANTECHで取付ている電子レンジはヘルツフリーですのでどちらに設定しても使うことが可能です。

出力のご説明は以上です。
Part2で終わりにしようと思いましたが、またまた長くなってしまいましたので残りのご説明はPart3で行いたいと思います。

今回もとっても長くなってしまいましたので、内容をまとめてみましょう!

【基本操作編】

◯【AC】出力は全て一括でON/OFFの操作、【DC】出力は一括ON/OFFの他、照明や冷蔵庫の一部にも個別のON/OFFスイッチがついている!

◯【AC】出力がONの場合、電力を消費していなくても待機電力を消費してしまう為、車両保管時は【AC】出力はOFFがオススメ!

【注意点】

◯車内各所のAC100Vコンセント使用は合計で1500Wまで!

◯エアコンやFFヒーター使用中や使用直後にAC/DC出力をOFFにしないように!

◯夏期に強制冷却ファンをOFFにして車両を保管する場合、次回使用時にはまず強制冷却ファンをONにして少し経ってから本格的に他の出力を行うこと!

そして、ILiSのココがすごいポイントは…

◯ILiSはエアコンとエアコン以外の家電(電子レンジ等)が同時に使用することが出来る!

エアコンや照明で使用している電力が一目でわかる!

次回、ILis大解剖最終章をお楽しみに!

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